なんだか随分酷いタイトルですが、そんなわけで遅くなりましたがその他の所感をば。
①アルペンルートについて
28日は当初、弘法臨時バス停でバス下車→「歩くアルペンルート」で弥陀ヶ原へ→弥陀ヶ原から再びバスに乗り天狗平バス停で下車→再び「歩くアルペンルート」を通り天狗平から室堂へ・・・という計画だったのですが、天狗平~室堂へは結局バスを使っちゃいました。というわけで私が「歩くアルペンルート」を使ったのは公式サイトで言うところの「七曲り・追分コース」と「弥陀ヶ原遊歩道コース」のみ。この七曲り・追分コースは木道でこそあるものの、草木が覆いかぶさって足の運び辛い部分があったりします。弥陀ヶ原の方は観光客が多いのでとても良く整備されているのですが・・・。弘法バス停で降りたの私だけだったし、そんなわけであんまり人気のあるコースじゃなさそうです。でも、弥陀ヶ原近くになるにつれ鬱蒼とした草木から清涼感のある湿原の景色へと変わっていって、とても綺麗でした。
弥陀ヶ原はラムサール条約にも登録されている高原湿地。点在する池塘が美しかったです。ちなみに、弥陀ヶ原で一泊すると夜には富山平野の夜景を一望できるそうです。なんともロマンチック!
最初に買った立山高原バスの乗車券は弥陀ヶ原までのものだったため、弥陀ヶ原駅で室堂行きの乗車券を購入する必要があったのですが、この場合乗車するバスの50分前に予約する必要があるそうです(扇沢行きは30分前だったかな)。というわけで、券を先に購入してから弥陀ヶ原を散策したほうが無駄がありません。ちなみにこの弥陀ヶ原駅の駅員さんが・・・個人的にはちょっと微妙な対応でした。100円おつり少なく渡そうとしたの謝らなかったしなあ。たかが100円だけれどもさ。
なお、私も知らなかったのですが、富山県側から室堂へ行く場合、富山駅~室堂直通バスがあるようです(富山地方鉄道HP)。同区間をアルペンルートで乗り継ぐと片道3530円なので、色々乗り換える手間を鑑みても、片道3000円(往復5700円)はかなり魅力的な金額なのでは。長野県側から入る東京~室堂直通のさわやか信州号(アルピコ)は2013年から中止となり、扇沢止まりになったもよう。今回は初めてのアルペンルートだったし、乗り継ぎも楽しみだったので良かったのですが、次行く時は安い手段を使わねば。
30日は晴れていれば東一ノ越~黒部平に抜けるルートも考えていましたが、荒天ということでアルペンルートを乗り継いで帰りました。室堂~扇沢までしめて片道5700円也。うーん、やはりこの値段を考えると上記の直通バスはかなり安いように思います。
さて、黒部ダムを見たいとかねてから思っていたので、そこで多少時間をとりました。ちょうど今年は黒部ダム完成から50周年ということで、「黒部の物語~人・使命・情熱~」という企画展示をやっていました。ここで上映されていた完成までのドキュメンタリー映像が、プロジェクトⅩ風のかなりアツい内容で面白かったです(プロジェクトXでも取り上げられてたけど)。破砕帯突破の下りとか、工事規模のデカさとか。100段くらい階段を下った場所に展示室があるのですが、訪れた時は是非寄って頂きたいです。
②雷鳥荘について
宿泊した相部屋は2段ベッド×4台の8人部屋でしたが、2泊いずれも私ともう一人の女性の2人だけで、かなり快適に過ごすことができました。靴置き用の棚が設置されているので、靴は部屋の中に持っていきます。
山小屋といっても平地なので温泉入り放題だし、談話室もあるし、食事も(山小屋にしては)豪華です。登山の疲れもゆっくり癒すことができました。
基本情報は以下のとおり:
チェックイン 12:00
チェックアウト 9:00
食事時間 朝6:30~8:00(7月15日~8月末は6:00~)
夕18:00~19:30(混雑の時は17:30~20:00)
日により料理が変わる。
朝はバイキングで自由席。覚えてる料理はサラダ、マッシュポテト、スクランブルエッグ、ウインナー、ミートボール、焼きサバ、冷奴、小松菜の和え物、ひじきの煮物、温泉卵、焼きそば、巻きかまぼこ(富山名産!)等々。確かデザートに果物があって、1日目はスイカで2日目はパイナップルだった。納豆や味のり、漬物などのご飯のお供もあり。
夕食の席は決められている。一つ一つの盛り付けは少量ですが5皿くらい出てきた。固形燃料皿を使用した料理が出てきてびっくり!しかもメインにお刺身。頑張ってます。
入浴 掃除する7:00~10:30頃以外はいつでも入浴可。
(上記の時間は部屋の案内に書いてあったのだけど、浴場には~11:00と書いてあったような・・・)
リンスインシャンプー、ボディソープあり。
洗面所にはドライヤーなし。(今回は使用しなかったけどフロントに言えば貸してくれるっぽい)
ブログ見たりすると個室の場合は浴衣とタオルつきみたいですが、相部屋はオプションなし。
だいたいそんなとこかなー。
そういや、雷鳥荘さんにお弁当をお願いしました。最初は菓子パンなんかでいいかなーと思ってたけれど、やはり山の上で米が食べたい!との衝動が抑えられず。大きいおにぎり2個にから揚げなど数点で1000円とさすがのお値段ですが、別山で剣岳を眺めながらおにぎりを頬張ったとき、「お米ってこんなに甘かったのか!」とびっくりしたのを覚えています。砂糖まぶしているのかと一瞬思ったくらいに。なんでもないものでも山で食べると何故かおいしく感じられたりするものですが、こんなおにぎりを味わえたのも良い思い出となりました。