2013年8月31日土曜日

立山①:立山三山縦走【富山県】

日程:8月28日(水)~8月30日(金)
※三山縦走は29日のみ。

メンバー:単独

天候:
28日 晴れ時々ガス
29日 晴れ(午前中は強風あり、午後は快晴)
30日 ガス、暴風

 アクセス:
行き→高速バス、富山地方鉄道、立山ケーブルカー、立山高原バス
帰り→立山トンネルトロリーバス、立山ロープウェイ、黒部ケーブルカー、関電トロリーバス、路線バス、新幹線、電車

 コースタイム: ※29日の行程のみ
 06:28雷鳥荘発-06:59室堂平-07:33浄土山登山口-07:39室堂山展望台-07:48浄土山登山口-08:23軍人霊碑-08:38富山大学立山研究所-08:57一ノ越-09:53雄山着-09:58雄山発-10:17大汝山-10:31富士ノ折立-11:05真砂岳の巻道通過-11:43別山着-12:19別山発-12:45剣御前小舎-(雷鳥坂)-13:53浄土沢-14:19雷鳥荘

感想/記録:
Wikipedia大先生によると、「雄山・浄土山・別山を「立山三山」と呼」ぶそうです。今回は夏季休暇を消費して、この三山を縦走してきました。現地で2泊3日とかなり贅沢に滞在しましたが、初日と最終日は往復のこまごまとした部分が多いため次の記事に回すとして、とりあえず29日の三山縦走のみ先に記録しておこうと思います。
この行程、本来は内蔵助山荘あたりで一泊すると無理のない行程なのですが、今回は雷鳥荘を基点として日帰りで(正確には日帰りじゃないですが)ぐるっと一周することになりました。
6時28分、朝食もそこそこに雷鳥荘発。立山は平地でも起伏のある土地なので、室堂平に出るまでに息が上がります。ゆっくり焦らず一段一段歩いていきます。この時間帯、既に何名かの登山客はいましたが、室堂山の方へ行くのは先を行く男性と私のみ。しかもこの男性も展望台で引き返してしまったので、浄土山への登山者は私一人でした。


室堂山展望台からは富山平野と日本海が一望できます!


北アルプスの山々も一望。遠くにとんがって見えるのが笠ヶ岳。その左に赤牛岳。右側は笠ヶ岳から順に黒部五郎岳、鳶岳、鷲岳、薬師岳。画面左、スレスレに霞んで見えるのは奥穂高っぽい。


浄土山登山口はしょっぱなに雪渓横断がありますが、この時期はちょうど登山道上は途切れて岩が露出していました。


岩登りはこんな感じ。振り返ってみればこの浄土山の急坂が一番キツかったような気がしますが、とにかくペンキでこれでもかというほどルートが指示されているので、どこから行けば良いのか迷うことがなく、「登りにくいのに登りやすい」という良く分からん印象のルートです。ちなみにこのルートは「山と高原地図」では所要時間20分となっていますが、実際には上記コースタイムにあるように35分かかってます。宿で一緒になった方も30分くらいかかったと言っていたので、このルートは岩場慣れしてないとそれくらいは見込んだ方が良いのかも。あと気づいた点ですが、重なった岩と岩との間に隙間がある(大汝~富士ノ折立もこんな感じ)ので、高所恐怖症的にはこの隙間に落ちるんじゃないか、岩が崩れるんじゃないかという心理的な恐怖感がありました。アルプスの山ってみんなこんな感じなんでしょうか。
さて、そんなことを思いつつ誰もいない浄土山を一人寂しく登っていたときでした。上から鳥の鳴き声が聞こえたのでふと見上げると、なんと雷鳥くんが降りてくるではありませんか。それも5~6羽の群れで!あわててiPhoneを取り出して何度かシャッターを押しましたが、ぶれぶれだったり良く写ってなかったり・・・。



しかし誰にも知られずたった一人で目撃できた特別感はプライスレス。しかも一匹は少しこっちに近づいてきて私を見て(目が合った)、「お前何してんだ?」って感じで首をかしげて去っていきました。半分妄想だけど目は合ったからね!たぶんね!
雷鳥の足ってすごく立派で、あの足で岩を掴むようにしてゆっくり平然と降りていくのでビックリしました。


突然のうれしいサプライズに励まされてきつい岩場を登りきると、浄土山頂に日露戦争で亡くなった富山県の軍人の慰霊碑があります。「山と高原地図」では神社マークがあるんですが、これはいったい?後でネットで調べてみたら、どうやら神社跡の石垣を基礎にこの慰霊碑を建設したもよう。

 
ここらに来ると一ノ越や雄山も見えてきます。


富山大学立山研究所へ行くと、後ろにそびえる竜王岳が名前にたがわぬかっこよさでした。
ここからは一気に一ノ越へ降りていきます。待ちに待った(?)下りで爽快爽快。それにここらでやっと人が多くなってきてなんとなく安心。下る途中に後ろを振り返ると有明の月(でいいのかな)。


一ノ越山荘で身支度を整えた後、いざ雄山へ。混雑というほどの混雑もなく、素直に山頂へ到着。確かに1時間の登りはきついですが、途中に肩のような部分があってちょっと一息つくことができます。


こちらが雄山の最高点ということになりますが、入るのに500円の参拝料がかかる上に石段がきつそうだったので、しばし休憩して大汝山方面へ。大汝と富士ノ折立はどちらも山頂には寄らず、直下の巻き道のみ。うっすら遠くに剣岳も見えました。



・・・というより富士ノ折立は登れるんでしょうかコレ(と思ったら登ってる人いたよ!凄すぎだよ!)。
本当はここから雄山方面に引き返して一ノ越から室堂へ降りるのが当初の計画でした。・・・が、色々考えて先を進むことに。
判断材料は以下のとおり:

・思ったよりもペースが速く、疲労も少ない。別山まで午前中につけそう。
・風が強く、時折雲が流れて来たが、多くは山に掛かることなく頭上を通過していたため、ガスにより視界不良となることはなさそう。
・強風の中、岩場の多い雄山~富士ノ折立をとんぼ返りするよりは、緩やかで歩きやすい真砂岳方面に進んだ方が疲労度と危険度は少ないと思われる。
・もしもの時は大走りから下山可能。このルートは急坂かつ整備不良(山と高原地図)とのことだが、天気は良くルートもはっきりしていたため、迷ったりすることはないと思われる。
・翌日(30日)は荒天の予報だったため、剣岳を見るチャンスは今日しかない。

・・・特に一番気に掛かっていたのがやはり天気。しかし結果としては午前よりもむしろ午後を過ぎてから強風が収まりピーカン晴れになるという、8月下旬とは思えないような素晴らしい天候でした。
さて、そんな感じで富士ノ折立の下りへ。真砂岳方面へ進みますが、名前のとおり、徐々に岩から砂礫の山容へと変わっていきます。


内蔵助カールかな?雪渓を人が歩いていました。


ここら辺はとっても歩きやすくて気持ちがいい。途中の真砂岳も登ってみたかったけれど、別山を控えていたため疲労度を考え省エネで写真左手に進む巻き道を通過。ちょい雲が出てますね。


この写真は巻き道と真砂山頂からの道が合流するあたりかなあ。
いい感じに歩いて行ったところで最後の大台・別山の登り。やはり疲労が溜まっていたからか非常にハードでしたが、登りきって眼前に見えた剣岳は、雄大で見惚れるような美しさでした。自然と目から汗が滲みます。辛い思いをして登ってきてよかったー!!と絶叫(心の中で)。
ちょうど地元に住んでいてもう何度も立山に来ている(剣岳にも何度も登っている)女性と別山で会話したのですが、これほど剣岳が美しく見えることは中々ないそうです。「もう今からでも登っちゃおうかなってくらいですよ!」と仰っていました。うわあ、すごい。


見よこの剣岳の堅牢とした山容を。なんというか剣岳はニッカボッカとキスリングという昔ながらの山ヤのような風情のある山だなあとかよう分からんことを考えたりもしました。ミラノのドゥオーモのようでもあり。ちなみにこの写真は別山山頂じゃなくて下ったところからとったヤツかも。左端に小さく見える小屋が剣山荘ですかね。
私が下り始めてから快晴となったので、雲ひとつない青空を頂く剣岳は拝むことができませんでしたが、それでも超かっちょいい写真をたくさんとることができ、感無量。
存分に剣岳を眺めて下山。剣御前小舎へ到着。


剣御前小舎からは別山乗越の方ではなく雷鳥坂から下山することに。


雷鳥坂は急坂ですが、下る分にはストックがあればむしろちょうど良い位です。これを登るのはめちゃくちゃしんどそうだけど・・・。あと浮石が多いんで注意ですね。


右手には室堂乗越と奥大日。


左手には今まで歩いてきた雄山からの稜線が見えます。美しい。浄土山は見切れてるけれど。


下り終えて浄土沢を渡れば雷鳥沢キャンプ場へつきます。


浄土沢からまたパシャリ。うん、美しい。


キャンプ場から雷鳥荘までは延々と石段を登らなければなりません。これが意外ときつかった。なんだかミニ・万里の長城みたいな感じです。

そんなわけで天候に恵まれ、コンディションに恵まれて素晴らしい一日となりました。剣岳を見たときの鮮烈さは一生忘れないだろうなあ。本当に来て良かった。

さて、28日と30日について。28日は弥陀ヶ原に寄って散策し、30日はアルペンルートで帰るだけですが、途中黒部ダムも見学しました。今回宿泊した雷鳥荘も含め、ここら辺は次の記事で色々書いておこうと思います。余力があれば。

2013年8月21日水曜日

谷川岳(1977M):天神平コース【群馬県・新潟県】

日程:8月17日(土)

メンバー:単独

天候:晴れ時々ガス

アクセス:自家用車、電車、ロープウェイ

コースタイム:
 10:12ロープウェイ発-10:45天狗のトマリ場着-11:08天神のザンゲ岩着-11:11天神のザンゲ岩発-11:22肩の小屋着-(昼食23分)-11:45肩の小屋発-11:54トマの耳着-12:08オキの耳着-12:25オキの耳発-12:43肩の小屋着-13:38熊穴沢避難小屋-14:08ロープウェイ着

感想/記録:
一度は登ってみたい百名山のひとつ、谷川岳へ行って参りました。今回はロープウェイを使う初心者向けコース。
良く考えれば今年初の県外登山です。群馬県にツテがあるので、仕事帰りに車で群馬入りして一泊、翌日電車にて土合駅まで向かいました。水上駅での乗り換えは別ホームへ移動する必要があるため、みなさん狭い階段へ殺到します。これが結構大変!私はたまたま階段に一番近い車両に乗っていたため、余裕をもって座席を確保できました。



土合駅で降りた瞬間に冷気がサーッと駆け抜け、連日の猛暑の中山へやってきた実感が湧いたのもつかの間、400段を越す階段の登りで汗が滲みます。そして地上に出てみれば、やはり夏真っ盛りの暑さでした。
 駅の出口から右に曲がり、道路を道なりに歩いていくと、ロープウェイに到着します。




谷川岳ベースプラザでロープウェイの往復券(2000円)を購入し、登山カードに記入。なお、登山カードは土合駅にも置いてありました。
西黒尾根と田尻尾根を右手に見ながらロープウェイで高低差573Mを一気に駆け上がります。いや~、科学って偉大ですね。


天神平へ到着!
ここから登山開始です。


最初は木道のトラバース道。1ヶ所崖側が崩れていて山肌に鎖がはってある箇所があり、ちょっと怖かったです。しかもこの鎖がやたら低い位置にあって手を添えづらかった。
徐々に傾斜がつきつつ、熊穴沢避難小屋へ到着。ここから本格的な岩場になりました。


岩場はこんな感じ。
一番きつかったのは天狗のトマリ場から天神のザンゲ岩までのあたりだったかなあ。鎖のある箇所もありましたが、全体的には見た目よりも登りやすく、岩場慣れしていない私でもわりと悩まずに足を運べました。ただ、人気コースだけあって踏まれて磨かれた岩が滑りやすくなっています。また、谷川岳は滑りやすい蛇紋岩で形成されていることにも注意が必要です。


肩の小屋手前は勾配がゆるくなり、階段の道になりました。これは後ろを振り返ったところ。ここら辺の風景は昨年登った平標山と仙ノ倉山に非常に似ています。


肩の小屋到着。私はどちらかというと「欲しがりません勝つまでは」系で、頂上に登るまではお昼を食べない方なんですが、今回は岩場がきつかったので、気分転換のため肩の小屋で昼食をとることにしました。この間にガスっぽくなってきました。
肩の小屋からトマの耳までは10分ほどで着きます。

 
トマの耳の標高は1963M。となりのオキの耳が1977Mになりますが、地元の人はこちらを頂上だと捉えているそうです(NHKBSの「日本百名山」で、ガイドの方がおっしゃっていました)。また、この二つを合わせて「耳二つ」とも呼んだりします。猫みたいでかわいい。
 

トマの耳からオキの耳を望む。まあなんと美しい稜線!
相変わらずガスッたり晴れたりの繰り返しです。

 
オキの耳にも到着!
オキの耳から先にロッククライミングのメッカ・一ノ倉沢があります。今回はさすがに覗きには行きませんでしたが・・・。

 


奥はオキの耳方面から見たトマの耳かな。うろ覚え。


トマの耳に戻ってきた頃に晴れ始めたので、ふたたびオキの耳を撮影。同じ被写体でも全く違った印象を出せるのが写真の面白いところです。

 
帰りは元来た道を戻ってロープウェイへ。ビューテラスてんじんでソフトクリームを食べてから帰りました。毎度思いますが、登山後のソフトクリーム・アイスクリームは反則的なほどうまい。
 なお、参考までにベースプラザに掲示されていた注意書きを載せておきます。
 
 
 
西黒尾根はネットで情報収集している時点であまりの険しさに速攻候補からはずしたルートですが(日本三大急登のひとつ!)、その分登りきった時の感動や達成感も格別のものなんでしょうね。
今回利用した天神平コースも岩場の連続で登りがいがあり、またストックを使用する場面について確認するよい機会となったと思います。
 ストックを買ったのは最近で、前回の釈迦ヶ岳が実は本格的に使用した最初の山でした。今回は岩場で使用してみましたが、やはりある程度勾配のきつい、手を添えて登る必要のある箇所では邪魔になりました。足だけで登れるようなところなら役に立つんだけどなあ。それとも、うまく使用するコツがあるんでしょうか。
とっても楽だと感じたのは、階段の上り下りと岩場の下りかな。特に岩場の下りは思った以上に使いやすかったです。
ただ、まだぎこちないので、自分なりの扱い方を考えていくのは今後の課題です。
 

2013年8月7日水曜日

高原山:大入道(1402M)~剣ヶ峰(1540M)~釈迦ヶ岳(1795M)【栃木県】

日程:8月4日(日)

メンバー:単独

天候:曇り

アクセス:自家用車

コースタイム:
 9:25小間々駐車場発-(2時間)-11:25剣ヶ峰着-(1時間15分)-12:40釈迦ヶ岳着-(休憩5分)-12:45釈迦ヶ岳発-(1時間1分)-13:46剣ヶ峰着-(昼食7分)-13:53剣ヶ峰発-(25分)-14:18八海山神社着-(40分)-14:58大間々駐車場着-(23分)-15:21小間々駐車場着
※小間々駐車場~剣ヶ峰までは大入道経由。

感想/記録:
7月中は天気の崩れを理由にサボりまくっていたため、1ヶ月ぶりに山に行ってきました。
今回登ったのは高原山。詳しい説明はウィキペディア参照。多面的な自然と歴史を持つ良い山で、名水百選に選ばれた尚仁沢湧水でも知られています。
最初は小間々駐車場から大入道方面を目指して歩きます。なお、このコースは沢を2回渡ります。

 


 標識通りに進んでいきます。
 一番最初の沢は、横断した付近は全く水気のない枯れ沢でした。
 二番目の沢は急な斜面の下にあり、しばらく並行に歩いた後に小さな梯子を下ります。

 
これは梯子を降りて振り返ったところ。
 

 
沢を渡り、写真左の斜めの梯子?のようなところから登山道に戻ります。ここら辺写真ぶれぶれだなあ・・・。
なお、ネットではこの二番目の沢も枯れ沢だというレポがあったのですが、この時は少し水流がありました。連日の大雨のせいかもしれません。
この沢からは支流の谷筋(これも確か水流あり)を登った後、途中で尾根に入ります。この谷筋はちょっと急な部分やロープが張られている箇所もありました。登山道を道なりに行くと大入道へ到着!




つづけて剣ヶ峰へGO!ここからは尾根歩きです。


途中で縄文躑躅と名づけられたツツジの木の前を通過。地元の山の会の方が整備してるのでしょうが、いちいち看板のフォントが可愛らしくてなごみます。
なお、剣ヶ峰手前の小ピークで、一瞬登山道を見失った箇所があったので備忘。国土地理院の地形図では省略されていますが(そもそも古すぎるせいか稜線に登山道がかかれてない)、結構大きく迂回してたような気がします。まあ下ばっかり見ていた自分が悪い・・・。


剣ヶ峰到着~。この看板の後ろのお札のようなものは・・・

 
 
なんと和歌山県は那智山のお寺が修行に来ていたようです。上のウィキペディアのページにもあるように、高原山は古くから山岳信仰の対象となっていたので、今でも修験者が訪れたりしてるんですね。
 
 
剣ヶ峰で釈迦ヶ岳へ進む道と大間々台へ戻る分岐が現れます。ここは釈迦ヶ岳へ進みます。
なお、大入道~剣ヶ峰~釈迦ヶ岳の尾根ですが、スッカン沢側は非常に急な傾斜となっています。きちんと登山道が整備されているので万が一にも転落することはないと思いますが、場所によっては高度感があり、高所恐怖症の人はちょいビビるかも。ちなみに途中、野うさぎに遭遇。人間なら間違いなく数十メートルは滑落するであろうこの急斜面を軽やかに下っていきました。野生ってすごい。
釈迦ヶ岳までの道は徐々に高度を上げ、直前で急登となります。ロープの張られた箇所もあるので注意。地形図を見て随分傾斜がきつそうだなあとは思っていたのですが、想像以上だったので途中から気力が萎えそうになりました。この時点で時間の余裕がないこともあり、鶏頂山はあきらめ。
 
 
釈迦ヶ岳到着!
すがすがしい気分でお昼ご飯を食べられるかと思いきや、曇りのせいで展望はないし、写真には写ってないけど数百じゃ聞かない数のトンボが飛び回ってるし、ハエやハチもブンブンうるさいし、非常に微妙な気分に・・・。いや、全くゆっくり出来るような感じではありませんでした。
 
 
気を取り直して周囲を見回すと・・・!
 
 
しゃ、釈迦だー!!
釈迦ヶ岳にはその名のとおり釈迦がおられました。どうやって運んだのでしょうか。
そんな疑問を抱えつつ、トンボに追い立てられるように下山。剣ヶ峰まで引き返し、そこから大間々台方面へ向かいます。ここからは2つ(確か)のピークを越え、あとは下るのみ。これらのピークも緩やかで、釈迦ヶ岳から戻ってきた身には随分優しく感じます。
 
 
ピークのうちの1つ。
さらに歩いていくと、八海山神社の付近でいきなり浮石だらけのガレ場になります。面白い!
 
 
荒涼として超かっちょいい景色が広がっていました。晴れていれば最高だろうなー。
ここから下りは林間コースと見晴コースの2つ(距離はいずれも2.0km)。あいにくの曇り空ですが、林道はもう飽きたので見晴コースへ。変化に富んでいて良いコースでした。なによりスイスイ下る爽快感があります。
 
 
そんな感じで道なりに行けば大間々駐車場へ出ます。
・・・が、私が駐車したのは小間々駐車場なので、ここからさらに大間々自然歩道を歩いて下ります。距離は2.5kmほどだったはず。今回は午後4時までしか営業していない「山の駅たかはら」(下の写真の「P学校平」にある)に行くためにかなり大急ぎで通ってきちゃったのですが、花の季節、晴れた日にゆっくり散歩したらさぞかし気持ちがよいと思います。トロルが出てきそうな素敵な樹林帯でした。
 
 
 
次はツツジを見に行きたいなあ。