2013年8月21日水曜日

谷川岳(1977M):天神平コース【群馬県・新潟県】

日程:8月17日(土)

メンバー:単独

天候:晴れ時々ガス

アクセス:自家用車、電車、ロープウェイ

コースタイム:
 10:12ロープウェイ発-10:45天狗のトマリ場着-11:08天神のザンゲ岩着-11:11天神のザンゲ岩発-11:22肩の小屋着-(昼食23分)-11:45肩の小屋発-11:54トマの耳着-12:08オキの耳着-12:25オキの耳発-12:43肩の小屋着-13:38熊穴沢避難小屋-14:08ロープウェイ着

感想/記録:
一度は登ってみたい百名山のひとつ、谷川岳へ行って参りました。今回はロープウェイを使う初心者向けコース。
良く考えれば今年初の県外登山です。群馬県にツテがあるので、仕事帰りに車で群馬入りして一泊、翌日電車にて土合駅まで向かいました。水上駅での乗り換えは別ホームへ移動する必要があるため、みなさん狭い階段へ殺到します。これが結構大変!私はたまたま階段に一番近い車両に乗っていたため、余裕をもって座席を確保できました。



土合駅で降りた瞬間に冷気がサーッと駆け抜け、連日の猛暑の中山へやってきた実感が湧いたのもつかの間、400段を越す階段の登りで汗が滲みます。そして地上に出てみれば、やはり夏真っ盛りの暑さでした。
 駅の出口から右に曲がり、道路を道なりに歩いていくと、ロープウェイに到着します。




谷川岳ベースプラザでロープウェイの往復券(2000円)を購入し、登山カードに記入。なお、登山カードは土合駅にも置いてありました。
西黒尾根と田尻尾根を右手に見ながらロープウェイで高低差573Mを一気に駆け上がります。いや~、科学って偉大ですね。


天神平へ到着!
ここから登山開始です。


最初は木道のトラバース道。1ヶ所崖側が崩れていて山肌に鎖がはってある箇所があり、ちょっと怖かったです。しかもこの鎖がやたら低い位置にあって手を添えづらかった。
徐々に傾斜がつきつつ、熊穴沢避難小屋へ到着。ここから本格的な岩場になりました。


岩場はこんな感じ。
一番きつかったのは天狗のトマリ場から天神のザンゲ岩までのあたりだったかなあ。鎖のある箇所もありましたが、全体的には見た目よりも登りやすく、岩場慣れしていない私でもわりと悩まずに足を運べました。ただ、人気コースだけあって踏まれて磨かれた岩が滑りやすくなっています。また、谷川岳は滑りやすい蛇紋岩で形成されていることにも注意が必要です。


肩の小屋手前は勾配がゆるくなり、階段の道になりました。これは後ろを振り返ったところ。ここら辺の風景は昨年登った平標山と仙ノ倉山に非常に似ています。


肩の小屋到着。私はどちらかというと「欲しがりません勝つまでは」系で、頂上に登るまではお昼を食べない方なんですが、今回は岩場がきつかったので、気分転換のため肩の小屋で昼食をとることにしました。この間にガスっぽくなってきました。
肩の小屋からトマの耳までは10分ほどで着きます。

 
トマの耳の標高は1963M。となりのオキの耳が1977Mになりますが、地元の人はこちらを頂上だと捉えているそうです(NHKBSの「日本百名山」で、ガイドの方がおっしゃっていました)。また、この二つを合わせて「耳二つ」とも呼んだりします。猫みたいでかわいい。
 

トマの耳からオキの耳を望む。まあなんと美しい稜線!
相変わらずガスッたり晴れたりの繰り返しです。

 
オキの耳にも到着!
オキの耳から先にロッククライミングのメッカ・一ノ倉沢があります。今回はさすがに覗きには行きませんでしたが・・・。

 


奥はオキの耳方面から見たトマの耳かな。うろ覚え。


トマの耳に戻ってきた頃に晴れ始めたので、ふたたびオキの耳を撮影。同じ被写体でも全く違った印象を出せるのが写真の面白いところです。

 
帰りは元来た道を戻ってロープウェイへ。ビューテラスてんじんでソフトクリームを食べてから帰りました。毎度思いますが、登山後のソフトクリーム・アイスクリームは反則的なほどうまい。
 なお、参考までにベースプラザに掲示されていた注意書きを載せておきます。
 
 
 
西黒尾根はネットで情報収集している時点であまりの険しさに速攻候補からはずしたルートですが(日本三大急登のひとつ!)、その分登りきった時の感動や達成感も格別のものなんでしょうね。
今回利用した天神平コースも岩場の連続で登りがいがあり、またストックを使用する場面について確認するよい機会となったと思います。
 ストックを買ったのは最近で、前回の釈迦ヶ岳が実は本格的に使用した最初の山でした。今回は岩場で使用してみましたが、やはりある程度勾配のきつい、手を添えて登る必要のある箇所では邪魔になりました。足だけで登れるようなところなら役に立つんだけどなあ。それとも、うまく使用するコツがあるんでしょうか。
とっても楽だと感じたのは、階段の上り下りと岩場の下りかな。特に岩場の下りは思った以上に使いやすかったです。
ただ、まだぎこちないので、自分なりの扱い方を考えていくのは今後の課題です。
 

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