ネットでは種類が少ないという口コミもありましたが、普通のコンチネンタルブレックファストのほかに饅頭や蒸しパン、中華風の炒め物等もあり、個人的には十分だと思いました。お粥に色々具材を入れたらめっちゃ塩辛くなりました・・・。トッピングに油条もあったのが地味に高ポイントでした。
準備をして、9時の衛兵交代式に間に合うように中正紀念堂へ。こちらもまた、大陸的なスケールの大規模な建築物です。蒋介石を顕彰して建てられました。
写真に写っている人を見ると扉の大きさが良く分かります。9時になると、重々しくこの扉が開かれました。
(自由広場を望む。両側の建物は、国家戯劇院と国家音楽庁。こちらもビックリする大きさ。)
肝心の交代式は時間にして10分程度。動画を撮ったので写真はありませんが、銃剣を使用したデモンストレーションや独特な足の運び方、ピタリと息のあった動きなど、見所満載です。そして衛兵の皆さん、スラっとしていて精悍な顔つきでした。服装は靴の先までピッカピカです。
中正紀念堂の中には蒋介石の事績を紹介する(ギャグじゃないよ)展示室があり、中華民国の怒涛の歴史や日本との複雑な関係にも触れることができます。大学時代に近代史を専攻していたので、今回の旅で一番知的好奇心が掻き立てられた場所でした。なんだかんだ1時間くらいは見学していたかも。
見学後、紀念堂近くの朝食やさん・鼎元豆漿へ。看板メニューの豆漿のほか、早い時間から食べられる小籠包が目当てでした。やっぱり滞在中一度は味わってみたかったので。
鹹豆漿。豆乳がとろっと濃厚で、塩ベースながら若干酸味も感じる不思議な味。でもほっとする美味しさです。
メニュー名は小籠湯包。皮は厚めで中はジューシー。そして一つ一つが大きい!大きすぎて上手く食べられず、白いTシャツにスープを零すこと2回(・・・)。食べごたえのある肉あんはスパイスっぽい臭みがなく、日本人でも食べやすい味でした。ガイドブック等でも紹介されているからか、完全にローカルなお店にも関わらず、店内の客の半分以上は日本人でした!
東門駅から西門駅に行き、徒歩で総統府の外観を見学。写真でしか見たことがなかった辰野式建築を生で見られて嬉しい~。
(赤と白のコントラストが実にモダン)
この日は雨もぽつぽつ程度だったので、総統府から迪化街まで歩くことにしました。・・・が、これが思ったよりも遠く、意外と疲れました。
警察のオートバイ専用駐車場があったり、面白い。
途中、北門駅付近で道に迷いそうになりつつ、到着。様々な食材を売っている昔ながらの雑多なお店や、現代風にリノベーションした観光客向けの雑貨店など、新旧混合で味わいのある街並みでした。嵩張らなければドライフルーツ買いたかったなあ。日本より量も多くて安いんだもの。結局、個包装の乾麺やピーナツバターなど、運ぶのに邪魔にならないものを中心に少しだけ購入しました。
近くには霞海城隍廟というお寺もあります。縁結びで有名だそう。
この後は松山機場駅まで行き微熱山丘で有名なパイナップルケーキを購入した後、一旦ホテルへ戻り身支度を整え、忠孝復興駅近くのバス停から九份へ。バス停は長蛇の列でしたが、2度目に来たバスに無事乗車できました。バスでも悠遊カードが使えるので非常に便利です。
1時間ほど揺られるうち、景色はみるみる台北の大都会から地方色の強い昔ながらの懐かしい風情へと変わっていきました。更に山肌をつづら折りに高度を上げ、九份へ到着。
バスから降り立つと観光客がいっぱい!!山の斜面に細い道が分岐し、両脇にところ狭しとお店が立ち並んでいるのですが、大量の観光客があふれかえっており、全然思うように進めません。九份老街バス停からすぐの出入口付近は特に混雑していました。元々九份をがっつり観光するつもりはなかったのですが、閉所が嫌いな私、この洗礼を受けて初っ端から帰りたくなりました・・・。
(ちなみに、大学受験の時も通勤ラッシュに巻き込まれたのに懲りて、東京の大学には行かないと決めたのでした。とにかく人とのフィジカルな距離が近いのが嫌なのです。)
というわけで、何枚か写真を撮ってすぐに帰りのバスへ乗車。たぶん滞在時間30分程度だったかも・・・。観光客が少なそうな平日の午前中とかだったら、また印象が違ったのかな。せっかくの美しい街並みなので、もしもまた機会があったなら、今度こそのんびり滞在して、いい思い出を作りたいもの。もしくは日帰り客が帰り始める頃に来て、そのまま一泊とかでもいいかも。
帰りのバスは松山新店駅で下車し、駅前の饒河街夜市へ。
・・・が、やっぱりここも日曜日の夜だけあって人の波!一日がっつり歩き回って疲労が溜まっていたこともあり、ちょっと散策して雰囲気を味わって、屋台の食べ物を買ったりした後、ホテルへ戻りました。
行動範囲も広く積極的に動き回れた1日でしたが、後半の電池切れが残念無念。まだ体力を嘆くほど年を取ってはいませんが、20代前半と比べるとスタミナが落ちてきたのを感じます。
3日目は帰国日。最後は茶芸館でのんびりしよう、と心に決めました。
0 件のコメント:
コメントを投稿