詳しく記録をつけるほどではないレベルの登山/ハイキングの備忘。
10月6日 龍王峡ハイキング【栃木県】歩程約7km/約4時間
http://www.tobu.co.jp/playing/hiking/shizen/ryuokyo/
行きは龍王峡の美しい景観美に魅了され、帰りは川俣温泉の足湯で癒されました。今回は電車で行ったのだけど、途中の鬼怒川温泉沿線の廃れ具合がやるせなく・・・う~ん、何とかならないものだろうか。川俣温泉は、こじんまりとして綺麗にまとまった温泉でした。ゆるキャラの「かわじい」が味わい深いキャラクターですので必見。
10月12日 太平山(341M)~晃石山(419M)【栃木県】 約2時間半
久々の峰渡り。今回はあじさい坂からの往復でした。歩いている間に気づいたのですが、木が切らたり岩場が削られたりして、やたら登山道が整備されていたような・・・私の気のせいかなあ。
2013年10月18日金曜日
2013年10月7日月曜日
カンボジア旅行③:アンコール遺跡群(下)~最終日
3日目は足を伸ばしてコーケー&ベンメリアへ。この日は自由行動だったので、別の旅行会社のツアーに予約して行きました。
だいたいシェムリアップ中心からベンメリアまでが1時間半、コーケーまでがその倍の3時間ってとこでしょうか。今回は参加者が私達2人だけだったので、迎えに来た車はセダンタイプの普通車だったんですが、これがドン引きするほど飛ばす飛ばす。郊外に出ると道路にセンターラインは殆どないし、たまにあってもそれを越えてどんどん先行車両を抜かすので、全く意味をなしていないwメーターを見たら時速はせいぜい60kmくらいのようでしたが、体感では80くらい出ているように感じました。
恐怖で全く眠れずにコーケー到着。こちらは面積が非常に広く、その中にぽつぽつと遺跡が点在していて、その間は車で移動する感じです。名前の通りコーケー遺跡「群」ってわけですね。
崩れないよう、こんな感じで補強されていたりします。痛々しくもありカッコ良くもあり。
遺跡の堀で普通に子供たちが魚捕りをしています。
プラサット・トムの7段ピラミッド!予想以上に大きい。以前は正面の梯子から登れたようですが、現在は立ち入り禁止になっています。遺跡の右脇で牛が草を食んでいました。
遺跡の前のお店でお弁当を食べました。立ち止まれば必ず声をかけられるワットやトムと違い、こちらのお土産やさんはいたってのんびりとしています。
これは道を挟んでプラサット・トムと反対側にある遺跡だったかなあ。コーケーの遺跡は基本的にこんな感じで廃墟的ロマンに溢れています。人があまりいないのも魅力的!
次に来た道を戻ってベンメリアへ。こっちはコーケーに比べて大分観光客が多く、賑やかでした。BBC?のクルーが撮影に来ていました!
この遺跡、日本ではラピュタのモデルになったとも言われています。というわけで脳内ではインディジョーンズとラピュタメドレーがせめぎ合っていました。
ベンメリアは正面が崩壊しているため、脇から入ります。
このまま木道を進むのかと思いきや、写真の中央やや右の木枠で支えられた入り口から中へ入るよう促されます。
中はこんな感じ。道なき道をガイドさんを追って進みます。超楽しい!でも危ない!という子供の頃に戻ったかのような気分を味わえます。
ここも歩いてきました。地元の子供たちは怖がらずにひょいひょい渡っていきます。遺跡が遊び場なんて、なんたる贅沢!
ベンメリアは今回周った遺跡の中で一番面白かったかも。あせた岩と鮮やかな緑の対比の美しさ、冒険心をくすぐられるコース、滅びた遺物に漂う独特の寂しさなどがツボに嵌りました。ここはもう一度来たいかも。
夜はナイト・ウォーキング。
露店の見学。これは蛙です。
夜だけやってる謎の遊園地。色とりどりの電飾がきれい!チープさもまたいい感じです。都会の子供たちはこういうところで遊ぶのかしら。
風船ダーツの露店。風船が割れると商品がもらえるよ。
パブストリート。その名のとおり飲み屋さんが多い通りです。日本人はじめアジア系の観光客はあまり夜出歩いたりはしないので、ヨーロッパやアメリカ系の方が多いらしい。中にはパブの上にホテルがあり、飲んで酔っ払ったらそのまま自分の部屋へ・・・なんてことが出きるお店も。最高すぎませんかその生活。
一応パブで蛙食べました。味は鶏肉みたいで意外やおいしい!
逆に見た目といい正直微妙だったのがカンボジア風かぼちゃプリン。あまり甘くないし、周りのかぼちゃは水っぽいしでコメントに困る味だった。アレンジすれば日本人好みのものが作れそう。
ナイト・マーケット。
やっぱり雑貨はかわいらしい。でもだいたい似たようなものを売ってるお店が多かったなあ。仕入れるところが同じなのかしら。ちなみにここではランチョンマット&コースターセットを買いました。8$→6$にしてもらったけれど、もう少し交渉すればよかったとちょっと後悔している。
さて、翌日も続けて書いておきます。基本的に最終日は市内観光でした。
まずはトンレサップ湖へ。
水上に住む人々の暮らしを少し垣間見ることができました。
キリスト教の教会があったりベトナム人のための学校があったりと、意外や国際色豊かです。
食用のワニを生簀に飼っていたりします。
次にアルチザン・アンコールのシルクファクトリー。やっぱり露店でシルク製品として売ってる物とは質が違いました。ガイドさんいわく、露店のものにも、一応シルクは使われているそうです。ただし、問題はその割合だとのこと。そこら辺を分かっていれば、安くてバラマキ土産にはちょうどいいし、良いんじゃないでしょうか。
ちなみにこちらでは財布を購入。以前使っていたものが壊れて以来、ずっとテキトーなポーチで代用してたんですが、なかなか気に入ったものが見つかったので思い切っちゃいました。
次にアンコール保存局へ。遺跡の修復機関ですが、外に無造作に石像が置かれていたりします。外は撮影可、建物の中については撮影不可とのこと。2007年にオープンしたアンコール国立博物館へ収められたものもあるため、現在は以前より収蔵量が少ないそうです。
ちょっとしたホラー。首は盗まれやすいらしい。
オリエント趣味の(主に西洋人の)お金持ちが手っ取り早く現地の遺物を手に入れようとしたら、やっぱり首が一番見応えがあり、自慢できるものってことなんでしょうか。
アンコールクッキーでお土産も買いました。このすぐ脇がガイドブックにも載っていたカフェ・プカプカというお店。
このお店のマンゴーカキ氷がおいしーい!濃厚!!また食べたいくらい。
このあとオールド・マーケットで買い物したりして、空港へ。
かなり駆け足でめぐったカンボジアでしたが、色々な経験が出来て思い出深いものとなりました。アンコールの遺跡群の壮大さ、美しさを直接この目で見れて幸せでした。
そして何より、ガイドさんと別れるのがとても寂しかったです。彼のおかげでカンボジアという国への第一印象が非常に良いものになりましたし、また訪れたいと思える国になりました。もちろんまだまだ発展途上ですし、実際に現地で暮らしている彼らは政治的にも社会的にも山積した問題に日々直面しているのだと思うけれど、一観光客として美しい思い出を作ることが出来たことは素直にありがたいことだと思っています(なんだかうまくいえないな、少し独善的な表現な気もする)。
能書きはともかく、いや~本当に良かった。また行きたい。うん。
それだけで十分じゃないでしょうか。
だいたいシェムリアップ中心からベンメリアまでが1時間半、コーケーまでがその倍の3時間ってとこでしょうか。今回は参加者が私達2人だけだったので、迎えに来た車はセダンタイプの普通車だったんですが、これがドン引きするほど飛ばす飛ばす。郊外に出ると道路にセンターラインは殆どないし、たまにあってもそれを越えてどんどん先行車両を抜かすので、全く意味をなしていないwメーターを見たら時速はせいぜい60kmくらいのようでしたが、体感では80くらい出ているように感じました。
恐怖で全く眠れずにコーケー到着。こちらは面積が非常に広く、その中にぽつぽつと遺跡が点在していて、その間は車で移動する感じです。名前の通りコーケー遺跡「群」ってわけですね。
プラサット・プラム。完全に木に覆われています。この木を取り除くと建物が崩壊してしまうそう。木が建物を侵食する一方で、今や建物を守り支える役割すら果たしているというアンビバレンスに不安定な美を感じます。
プラサット・リンガ。ちなみにリンガはシヴァ神やエネルギーの象徴だそう。下の台座はヨニ(女性器)。ヨニは四角いお盆のような形なんだけど、一部が切れ込んでいて、ここから流れ落ちた水を聖水として信仰していたそうだよ。
崩れないよう、こんな感じで補強されていたりします。痛々しくもありカッコ良くもあり。
ここらへんからプラサット・トムの写真かな。
遺跡の堀で普通に子供たちが魚捕りをしています。
プラサット・トムの7段ピラミッド!予想以上に大きい。以前は正面の梯子から登れたようですが、現在は立ち入り禁止になっています。遺跡の右脇で牛が草を食んでいました。
遺跡の前のお店でお弁当を食べました。立ち止まれば必ず声をかけられるワットやトムと違い、こちらのお土産やさんはいたってのんびりとしています。
これは道を挟んでプラサット・トムと反対側にある遺跡だったかなあ。コーケーの遺跡は基本的にこんな感じで廃墟的ロマンに溢れています。人があまりいないのも魅力的!
次に来た道を戻ってベンメリアへ。こっちはコーケーに比べて大分観光客が多く、賑やかでした。BBC?のクルーが撮影に来ていました!
この遺跡、日本ではラピュタのモデルになったとも言われています。というわけで脳内ではインディジョーンズとラピュタメドレーがせめぎ合っていました。
ベンメリアは正面が崩壊しているため、脇から入ります。
このまま木道を進むのかと思いきや、写真の中央やや右の木枠で支えられた入り口から中へ入るよう促されます。
中はこんな感じ。道なき道をガイドさんを追って進みます。超楽しい!でも危ない!という子供の頃に戻ったかのような気分を味わえます。
ここも歩いてきました。地元の子供たちは怖がらずにひょいひょい渡っていきます。遺跡が遊び場なんて、なんたる贅沢!
ベンメリアは今回周った遺跡の中で一番面白かったかも。あせた岩と鮮やかな緑の対比の美しさ、冒険心をくすぐられるコース、滅びた遺物に漂う独特の寂しさなどがツボに嵌りました。ここはもう一度来たいかも。
夜はナイト・ウォーキング。
露店の見学。これは蛙です。
夜だけやってる謎の遊園地。色とりどりの電飾がきれい!チープさもまたいい感じです。都会の子供たちはこういうところで遊ぶのかしら。
風船ダーツの露店。風船が割れると商品がもらえるよ。
パブストリート。その名のとおり飲み屋さんが多い通りです。日本人はじめアジア系の観光客はあまり夜出歩いたりはしないので、ヨーロッパやアメリカ系の方が多いらしい。中にはパブの上にホテルがあり、飲んで酔っ払ったらそのまま自分の部屋へ・・・なんてことが出きるお店も。最高すぎませんかその生活。
一応パブで蛙食べました。味は鶏肉みたいで意外やおいしい!
逆に見た目といい正直微妙だったのがカンボジア風かぼちゃプリン。あまり甘くないし、周りのかぼちゃは水っぽいしでコメントに困る味だった。アレンジすれば日本人好みのものが作れそう。
ナイト・マーケット。
さて、翌日も続けて書いておきます。基本的に最終日は市内観光でした。
まずはトンレサップ湖へ。
水上に住む人々の暮らしを少し垣間見ることができました。
キリスト教の教会があったりベトナム人のための学校があったりと、意外や国際色豊かです。
食用のワニを生簀に飼っていたりします。
次にアルチザン・アンコールのシルクファクトリー。やっぱり露店でシルク製品として売ってる物とは質が違いました。ガイドさんいわく、露店のものにも、一応シルクは使われているそうです。ただし、問題はその割合だとのこと。そこら辺を分かっていれば、安くてバラマキ土産にはちょうどいいし、良いんじゃないでしょうか。
ちなみにこちらでは財布を購入。以前使っていたものが壊れて以来、ずっとテキトーなポーチで代用してたんですが、なかなか気に入ったものが見つかったので思い切っちゃいました。
次にアンコール保存局へ。遺跡の修復機関ですが、外に無造作に石像が置かれていたりします。外は撮影可、建物の中については撮影不可とのこと。2007年にオープンしたアンコール国立博物館へ収められたものもあるため、現在は以前より収蔵量が少ないそうです。
ちょっとしたホラー。首は盗まれやすいらしい。
オリエント趣味の(主に西洋人の)お金持ちが手っ取り早く現地の遺物を手に入れようとしたら、やっぱり首が一番見応えがあり、自慢できるものってことなんでしょうか。
アンコールクッキーでお土産も買いました。このすぐ脇がガイドブックにも載っていたカフェ・プカプカというお店。
このお店のマンゴーカキ氷がおいしーい!濃厚!!また食べたいくらい。
このあとオールド・マーケットで買い物したりして、空港へ。
かなり駆け足でめぐったカンボジアでしたが、色々な経験が出来て思い出深いものとなりました。アンコールの遺跡群の壮大さ、美しさを直接この目で見れて幸せでした。
そして何より、ガイドさんと別れるのがとても寂しかったです。彼のおかげでカンボジアという国への第一印象が非常に良いものになりましたし、また訪れたいと思える国になりました。もちろんまだまだ発展途上ですし、実際に現地で暮らしている彼らは政治的にも社会的にも山積した問題に日々直面しているのだと思うけれど、一観光客として美しい思い出を作ることが出来たことは素直にありがたいことだと思っています(なんだかうまくいえないな、少し独善的な表現な気もする)。
能書きはともかく、いや~本当に良かった。また行きたい。うん。
それだけで十分じゃないでしょうか。
2013年10月5日土曜日
カンボジア旅行②:アンコール遺跡群(上)
翌日はいよいよカンボジア観光開始。
まずは早朝にアンコールワットの日の出鑑賞。
残念ながら空を覆う雲は多いものの、雨は降らず、無事日の出の空の輝きを堪能することができました。
年に2回、春分と秋分にアンコールワットの真後ろから日が昇るのですが、この日は秋分に近いこともあり、ほぼ後ろからの日の出です。美しい。
一度ホテルへ戻り休んだ後、本格的に遺跡群の観光へ。まずは一番大きなアンコールトム。意味は「大きな街」で、その名のとおり3km四方もある大きな遺跡です。ちなみにアンコールワットは「寺の街」という意味だそうで、そもそもの役割が全然違うのですね。
遺跡の周りはトゥクトゥクが客待ちしています。
象にも乗れちゃいます。たまに糞が落ちています。
南大門前の橋の欄干の像。左側(上の写真)は神々、右側は悪魔が並んでナーガ(蛇神)を引っ張っています。乳海攪拌がモチーフです。それぞれ54体で計108体、つまり煩悩の数あるのだそう。面白い!
南大門からバイヨンへ。壁面のレリーフ。勝利の凱旋だった気がするよ。
バイヨンはとにかく観世音菩薩のお顔だらけの遺跡です。上の写真の尖がってる所は全部四面に顔が彫ってあるんじゃないかなあ。
目を閉じているものもあれば、開いているものもあり、全て表情が微妙に異なるのです。
(観光客の数もすごい!)
一番人気のお顔です。
穏やかで慈悲深い微笑みの数々に癒され・・・たいところですが、観光客で混雑しているためおちおちしていられません。
バプーオン寺院。ピラミッド型の寺院です。翌日に訪れたコーケー遺跡の7段ピラミッドにちょっと似ている。
ここら辺は象のテラスあたりかなあ。こっちの狛犬はみんなこんな感じで、やたらセクシーです。
象さん!ただし、これらの象のために「象のテラス」と命名されたわけではなく(たぶん)、ここのテラスの壁面にたくさんの象が彫られていることにちなみます。
リンガ(男根)が左右に並んだ参道。
レリーフがとにかく美しい!全体に赤茶けた砂岩も新鮮です。
ここの遺跡はアンドレ・マルローが盗み出そうとした「東洋のモナリザ」と呼ばれるデヴァター像で有名なのですが、それ自体は遠くからしか見ることができません。しかしながら、多少遠くても来る価値のある遺跡です。
本当はここまでで午前中の行程だったのですが、実際にはツアー客がはぐれるといったトラブルもあり、すでに時刻は昼過ぎ・・・。この後超遅いお昼を食べ、いよいよアンコールワットへ。朝から歩き回ってヘトヘトかと思いきや、ここからは意外と早く時間が過ぎ去っていきました。
時間がずれ込んだために暗くなりつつあるアンコールワット。回廊は薄暗いしあまり観光向けの時間ではなかったのかもしれませんが、その分他に人もおらず、のびのび見学できました。きちんとヘッドライトなどを持ち込めば、夕方から観光するのも冒険っぽくってアリだと思います。
なかなかいい感じでしょう、この暗さ。
あまり写真は撮れませんでしたが、終始インディジョーンズのテーマを脳内に流していました。
夜はアプサラダンスショーを見ながらの夕食。ゆったりとした宮廷舞踊で、指先の独特な動きがとても綺麗でした。
2日目はこんな感じ!
翌日もまだまだ遺跡めぐりです。
まずは早朝にアンコールワットの日の出鑑賞。
残念ながら空を覆う雲は多いものの、雨は降らず、無事日の出の空の輝きを堪能することができました。
年に2回、春分と秋分にアンコールワットの真後ろから日が昇るのですが、この日は秋分に近いこともあり、ほぼ後ろからの日の出です。美しい。
一度ホテルへ戻り休んだ後、本格的に遺跡群の観光へ。まずは一番大きなアンコールトム。意味は「大きな街」で、その名のとおり3km四方もある大きな遺跡です。ちなみにアンコールワットは「寺の街」という意味だそうで、そもそもの役割が全然違うのですね。
遺跡の周りはトゥクトゥクが客待ちしています。
象にも乗れちゃいます。たまに糞が落ちています。
南大門前の橋の欄干の像。左側(上の写真)は神々、右側は悪魔が並んでナーガ(蛇神)を引っ張っています。乳海攪拌がモチーフです。それぞれ54体で計108体、つまり煩悩の数あるのだそう。面白い!
南大門からバイヨンへ。壁面のレリーフ。勝利の凱旋だった気がするよ。
バイヨンはとにかく観世音菩薩のお顔だらけの遺跡です。上の写真の尖がってる所は全部四面に顔が彫ってあるんじゃないかなあ。
目を閉じているものもあれば、開いているものもあり、全て表情が微妙に異なるのです。
(観光客の数もすごい!)
一番人気のお顔です。
穏やかで慈悲深い微笑みの数々に癒され・・・たいところですが、観光客で混雑しているためおちおちしていられません。
バプーオン寺院。ピラミッド型の寺院です。翌日に訪れたコーケー遺跡の7段ピラミッドにちょっと似ている。
ここら辺は象のテラスあたりかなあ。こっちの狛犬はみんなこんな感じで、やたらセクシーです。
象さん!ただし、これらの象のために「象のテラス」と命名されたわけではなく(たぶん)、ここのテラスの壁面にたくさんの象が彫られていることにちなみます。
三島由紀夫の戯曲にもなっているライ王のテラス・・・のライ王(レプリカ。本物は国立博物館に展示されている)。「ライ」というのは要するにライ病のことで、像に手足の指がないことや蛇の返り血を浴びてライ病になった王様の伝説からこう呼ばれているそうです。
ここからアンコールトムを出てタプロームへ。
ここはガジュマルの木に侵食されている遺跡です。木と岩を合わせてひとつの遺跡と言ってもいいくらい。
次に中距離遺跡のバンテアイスレイへ。
この遺跡は小規模ながらレリーフが非常に緻密で完成度が高く、見応えがあります。外のものに比べて女性的な印象の遺跡です。実際、バンテアイスレイの意味は「女の砦」だそうですよ。
リンガ(男根)が左右に並んだ参道。
レリーフがとにかく美しい!全体に赤茶けた砂岩も新鮮です。
ここの遺跡はアンドレ・マルローが盗み出そうとした「東洋のモナリザ」と呼ばれるデヴァター像で有名なのですが、それ自体は遠くからしか見ることができません。しかしながら、多少遠くても来る価値のある遺跡です。
本当はここまでで午前中の行程だったのですが、実際にはツアー客がはぐれるといったトラブルもあり、すでに時刻は昼過ぎ・・・。この後超遅いお昼を食べ、いよいよアンコールワットへ。朝から歩き回ってヘトヘトかと思いきや、ここからは意外と早く時間が過ぎ去っていきました。
時間がずれ込んだために暗くなりつつあるアンコールワット。回廊は薄暗いしあまり観光向けの時間ではなかったのかもしれませんが、その分他に人もおらず、のびのび見学できました。きちんとヘッドライトなどを持ち込めば、夕方から観光するのも冒険っぽくってアリだと思います。
なかなかいい感じでしょう、この暗さ。
あまり写真は撮れませんでしたが、終始インディジョーンズのテーマを脳内に流していました。
夜はアプサラダンスショーを見ながらの夕食。ゆったりとした宮廷舞踊で、指先の独特な動きがとても綺麗でした。
2日目はこんな感じ!
翌日もまだまだ遺跡めぐりです。
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